鴫

鴫誌(平成31年4月号)より

代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

寒果つ
橋道子
一瑕なき寒青空を怖れけり
届きたる本をそのまま読初に
賀状読む添書のみをもう一度
草石蚕や誰彼の名を呼び違へ
クーポンを臆せず使ふ耳袋
寒旱ロシア紅茶をなみなみと
流感に乗取られたる身の浮游
常盤木に日の縺れ入る寒の果
すぐ消えしことを褒められ春の雪
我が見えぬ己が背や春一番


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