鴫

鴫誌(令和2年5月号)より

代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

ふらここ
橋道子
沼尻に手薄となれり鴨の陣
立春の蓮池の底透けてをり
駒返る草や家鴨の前のめり
芝居観と決め飜す春コート
芽の柳八重子久里子の意気地かな
印房の小さく灯し春浅し
靴いつもきれいな人の春マスク
正体の見えぬウイルスを怖る春
咲きそめし実生の椿炎のごとし
わが死後のやうにふらここ日差なか


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