鴫

鴫誌(令和3年12月号)より

代表近詠 名誉代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

忘れ水
加藤峰子
木漏れ日をあつめて点る葉鶏頭
すりこぎの緩急の渦とろろ汁
置手紙のやう干されある唐辛子
昼の虫踏み分けて知る忘れ水
蔦の家のふくらんでくるハーモニカ
新涼の風を手足に嬰眠る
小気味よく剝けひと塩の衣被
ひび割るる魚板の窪みつくつくし
チャーハンを返す白露の中華鍋
秋風鈴ちから残せる舌しまふ


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