鴫

鴫誌(令和3年1月号)より

代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

七割
橋道子
芳香を兀ごつ秘むる榠櫨の実
魔女のごと絡む藤蔓雁わたる
ドリップバッグ叩いてひらく菊日和
草臥れる話となりぬ秋簾
異次元めく大図書館の椅子の冷え
読むたびに好きになる本十三夜
とつておくのみの絵葉書つづれさせ
鳩吹きや一樹傾げば影もまた
二人なら秋思また倍灯ともせり
七割は水の我身や蓮の実とぶ


バックナンバーへ

▲このページの先頭へ
旧字体等で表記できない文字は書き換えています
Copyright(c)2011, 鴫俳句会.All rights reserved