鴫

鴫誌(令和2年7月号)より

代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

地球史
橋道子
たはむれに折れば乳吹く野芥子かな
利き手まだ決まらぬをさな土筆摘む
装幀の桜がさねの映ゆる本
亡き人の句座にいくたり春の夢
釘入れて桶の浅蜊をそそのかす
細き身に王女の香気フリージア
ムニエルの焼き色きつね昭和の日
国いつも何かを隠し春マスク
この春を惜しみ惜しまず外出せず
地球史の今をたしかに愁ふ春


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