鴫

鴫誌(平成30年10月号)より

代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

梅雨上がる
橋道子
つんのめる弾みのやうに梅雨上がる
梅雨明の真夜を白雲片流る
青嵐指輪耳輪をつけず来て
真清水や両肘締めて顔洗ふ
風を呼ぶもののひとつに蟬の殼
己が名を知らぬあはれや悪茄子
炎昼をすれ違ひたる文と文
帰省子の父親ぶりの負ぶ紐
瓜揉んで節電説かぬ世を怖る
菊版の句集を開く夜の秋


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