鴫

鴫誌(令和8年1月号)より

代表近詠 名誉代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

登城のやうに
加藤峰子
爽やかや登城のやうに潜る門
つつじ茶屋鶲の憩ふ坐禅石
小流れに秋日のきらを掬ひけり
沼の結界ひとむらの鬼薄
爽籟の運ぶ銅鑼の音枕辺に
職人のコンビニ弁当赤とんぼ
秋の昼仕掛け時計を待つ双子
鰯雲取り壊すてふ石材屋
自画像の画家の眼光ひやひやと
言ふなれば安否確認虫の夜


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