鴫

鴫誌(平成29年12月号)より

代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

まなぶた
橋道子
そつと押すものにまなぶた夜の秋
夏惜しむ墓地に一会の人とかな
駅を出てみぎ成田みち新松子
草の実や権現道の迷路めく
焦がしたる鍋干しにけり天高し
衣被育ちの似たる安けさに
小説の場面また飛ぶ虫時雨
粛々とずずこ色づく遠列車
怖気づく我に光つて椿の実
十六夜や問へば応へてくるる本


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