鴫

鴫誌(令和2年12月号)より

代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

ぽつり
橋道子
置かれしか生れしか秋雲のぽつり
山並みの奥に山なみ稲の花
ひとつ咲く白朝顔の末つ子か
秋風に乗り礼状の二往復
木の洞にどんぐりを溜め小石溜め
鬼灯や子の子育てに深入らず
草枕旅のつもりに月仰ぐ
われからの音か藻の水のじつとして
グローランプ替へる夜長の入口に
病む星は生きてゐる星虫しぐれ


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