鴫

鴫誌(令和2年8月号)より

代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

荒木甫 選

かぎろひて人影さらふ遠野かな
奥井あき
蛇衣を脱ぐアリバイを残すため
木澤恵司
爪切るや祭囃子を遠く聞き
立花光夫
スペイン風邪に奪はれし祖母桐の花
松林依子
身の内を見透かされをり水中花
江澤弘子
春マスク中途半端な笑ひ顔
濱上こういち
縦列に進む雲水緑立つ
藤沢秀永
風光るバット構へる子の風格
来海雅子
がらんどうの校舎飛び交ふ燕の子
三木千代
豆ごはん曲り角まで母の声
小宮智美



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