鴫

鴫誌(令和2年5月号)より

代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

荒木 甫 選

けふ雨水金時豆を漬すかな
山本久江
冴ゆる夜の引売りに買ふフランスパン
松林依子
大鍋の蕎麦湯の滾りしづり雪
木澤惠司
加湿器の音よりかすか母の息
みたにきみ
針供養母の束ねし躾糸
宮川智子
噛みちぎる力の欲しき燗の酒
立花光夫
門前に乳母車置く梅日和
中下澄江
爪切つて一日終へけり目借時
中島芳郎
近道はここぞとばかり春一番
濱上こういち
潮騒を夜ごと奏づや桜貝
塙 貞子



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