鴫

鴫誌(令和4年12月号)より

代表近詠 名誉代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

目覚むれば
加藤峰子
要塞めく工場群や虫すだく
鬼やんま零番線のある駅舎
裏返り奮ひ立ちては秋の蟬
湯浴みせばデビューしたての虫の声
塒へと釣瓶落しの羽音かな
金盥に並べ売らるるつくねいも
木の実拾ふ森の窪よりけもの臭
見返り美人画右肩の秋思かな
目覚むればすべてが過去や唐辛子
天の川母に最期の紅をひく


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