Shigi-haikukai
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鴫誌(令和8年3月号)より
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羽音抄
胴震ひ
加藤峰子
山茶花の熱を孕みて散り敷きぬ
冬空の日矢降り注ぐ池の鯉
雪吊やあまたの縄の乾き癖
満天星の真紅の冬芽天を突く
寒晴やペンキ汚れの鳶職の肩
郁子の葉のしたたかな照り十二月
ぬか雨や塩をなじませ鰤寝かす
寒暁や胴震ひする脱水機
付箋紙の立ちたる句集花八手
両腕に接種無敵の十二月
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