鴫

鴫誌(令和8年7月号)より

代表近詠 名誉代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

和合神
加藤峰子
口上のごと鶯の鳴く日和
桜咲く辻に貌なき和合神
うやむやの春泥長屋門くぐる
交差点瓶のつつじの手向けかな
雨あがる幹よりも濡れ巣箱かな
掘削を待てよ待てよとつくしんぼ
逆風やペダル踏み込む花ふぶき
かすれ文字信じ花種蒔きにけり
中食の太きため息新社員
半ドンといふ佳き言葉昭和の日


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