鴫

鴫誌(令和6年5月号)より

代表近詠 名誉代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

身の芯
加藤峰子
街灯下ことに忙しき雪となる
身の芯を研がるるごとく寒嵐
寒明や屋根の棟梁声を張る
青空に宿り木もこと春立てり
たぶの樹の瘤に芽吹きのうす緑
牡丹の芽甘雨に赤を濃くしたり
翔ちてまた古墳に遊ぶ恋雀
浮世絵の後れ毛緻密冴返る
笹鳴きを彼の世の人へラインかな
虚子邸を探すことより木の芽垣


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