鴫

鴫誌(令和8年6月号)より

代表近詠 名誉代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

角栄伝
加藤峰子
黄塵や闘牛士のやう衣を掃ふ
川舟の余波によろめく春の鴨
蘆芽ぐむ水なでゆける風を見に
ライオンの薄目のさみし花の昼
年輪の渦を好みて蝶集ふ
角栄伝の寄席の錆声春日和
「竹に雀」広重ブルーに会ふ日永
受賞者の光るまなざし木の芽時
大将の魚に塩ふる春ゆうべ
裏庭に青菜間引きし叔母の逝く


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