鴫

鴫誌(令和4年5月号)より

代表近詠 名誉代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

はがねの嘴
加藤峰子
書に栞挟むがごとく寒明くる
しぶく水摑めば春のやはらかし
風青むまで蠟梅の磨かるる
葉牡丹の渦に仕舞うて苦き恋
紅梅の中の真青な空を撮る
うすらひの鯉の宮殿のぞき込む
寒鴉はがねの嘴の嗤ひだす
瀬頭の河口の蒼や鳥雲に
つぎはぎの工事サドルの弾む春
饒舌な速達の文草萌ゆる


バックナンバーへ

▲このページの先頭へ
旧字体等で表記できない文字は書き換えています
Copyright(c)2011, 鴫俳句会.All rights reserved