鴫

鴫誌(令和4年1月号)より

代表近詠 名誉代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

加藤峰子 選

式部の実遠く小さくなる背中
川瀬康
十月や着たり脱いだりよく食べて
みたにきみ
どんぐりに椀われにつぐらの昔あり
山本久江
義経の眸遥けし菊人形
西嶋久美子
醤油問屋に色白きかまど馬
原田達夫
夫在らば何語らぬも秋の夜
江波戸ねね
猟銃の螺子余りけり掌の上に
森しげる
庭木刈る仕上げを彼方此方かな
石田きよし
弟のできてむつつり葡萄食む
松林依子
ふる里を詰め込んでゐる芋煮鍋
山内洋光
五人目の見得のよろめく村芝居
奥井あき
ブラバンの「双頭の鷲」天高し
坂場章子
陰日向なくていちめん蕎麦の花
箕輪カオル
電線に作戦会議椋鳥の群
橋信一
引出しに夫との写真障子貼る
重廣ゆきこ



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