鴫

鴫誌(令和4年5月号)より

代表近詠 名誉代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

加藤峰子 選

納棺に恩賜の煙草野梅咲く
五十嵐紀子
縦横に鹿尾菜なびかせ礁波
和田紀夫
たくさんの静かな瞳雛の市
宇都宮敦子
故郷や古希は若手の除雪隊
渥美一志
歳月の洗ふ愛憎梅一輪
松林依子
弓稽古春風を裂く弦音かな
森しげる
蠟涙のうす茶も春の匂ひかな
山口ひろよ
棒鱈の打ち合ふ峡の深廂
奥井あき
淡雪や目盛り褪せたる竹定規
西村とうじ
可惜夜のさくらの下を尉と姥
中山皓雪
大試験大海のごと文字多し
島田喜郎
籠もる日の季は移ろひぬふきのたう
安井和恵
白魚の目の生き生きを呑みこみぬ
加藤東風
元気こそ子供孝行黄水仙
小宮智美
手のひらに弾ませ選りぬ春キャベツ
橋洋子



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