鴫

鴫誌(令和3年10月号)より

代表近詠 選者近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

思はぬ音色
加藤峰子
妻問ひにあらず荒梅雨窓を打つ
断捨離の思はぬ音色貝風鈴
雨あがる洗ひざらしの蟬の声
ショベルカー梅雨の大地を咬んだまま
手花火や帰りは釦遊ばせて
白板を大きく使ひ夏期講座
言葉にも弾力ありて綿の花


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